病名 恋煩い

いらなくなって捨てた傘

死にたくなりたい

小学生の時に同じクラスになって、友達になって親友になって中学生くらいで貴方への恋心を自覚して死にたい。

 

高校生で無駄にボディタッチが多くなる頃に自分だけ邪な感情抱いて罪悪感で死にたい。

 

社会人になってからも、友達のままで週一で家に遊びに行くついでに掃除したり

ご飯作ったりして「もう私お前と結婚するわ」とか言われたいけどそれが本気でないことを誰よりも知っているので死にたい。

 

ある日突然「彼氏できたわ!ザマァ見ろ!」ってLINE受け取って死にたくなりたい。

 

紹介したいって言われたから会ってみたらその彼氏がめちゃくちゃ出来た人間で非難する気も起きなくなりたい。

 

最初は週一で遊びに行くのは続けるんだけど、前までは遊びに行く度にゴミ屋敷になってた部屋が綺麗なままで心苦しくなりたい。

 

洗面所のコップに歯ブラシ2本刺さってるの見て泣きそうになりたい。

 

笑顔で彼氏とのデートの事や愚痴を漏らす貴方をを無理やり笑顔で対処してメチャクチャになりたい。

 

心が耐えきれなくなってきて、遊びに行く事を控えて貴方に自分から連絡するの辞めたい。

心配して無理やり家に押しかけてきて冷たく接したら思いっきりビンタされて

 

「私はお前のこと親友だと思ってる。嫌な事があったなら話してほしいし、辛そうにしてるお前は抱き締めたくなる」

 

とか言われて思いっきり抱き締められて何もかも信じられなくなりたい。

 

良い女だから私の事をしっかり見てくれるんだけど、そこに親友以上の感情はないのを改めて理解して死にたくなりたい、だけど私が死ぬときっと泣いてしまうと思って、惚れた女の所為で自殺したくなってでも自殺できない。

 

貴方にに抱き締められて思いっきり泣いてしまうわけだけど、貴方は泣いてる私を見て優しい気持ちになるし、この子と親友であり続けようと思ってくれる。

何故なら貴方は良い女だから。

実際は曲がりようのない歪みない現実に殺されて泣いているだけの私に永遠に気付かないでほしい。

 

仲直りして

無理矢理笑って

自分を殺して

幸せそうに笑うあの人の横顔をずっと眺めてその度に馬鹿みたいに泣いて。

最終的にウェディングドレス着た貴方に

「お前のいる方に投げてあげるからちゃんとブーケ受け取ってね!」

とかすげえ良い笑顔で言われたい。