病名 恋煩い

いらなくなって捨てた傘

告白をする資格

私の好きな人と友達が付き合い始めた

けれど私に悲しむ資格はない。

 

友達の背中を押して

朝も夜も悩みを聞き続けて

デートプランも一緒に考えて

好きな髪型や服装も教えたのは

 

他でもない私なのだから。

 

「言われた通りにしてたら、本当に恋が実ったよ。でも不思議ね貴方の予想全部あってたわ!」

 

「貴方のおかげだわ、本当にありがとう!」

 

当然でしょう。

 

小さい頃からずっとあの人を見てたから。

でも、貴方と違って傷つく勇気がなかった。