病名 恋煩い

いらなくなって捨てた傘

2019-01-01から1年間の記事一覧

事実は小説より奇なり

小説みたいな話は現実にも、山ほどある。 もしかしたら現実が先かもしれないけど まぁそんなことはどうでもいいよね 僕は、女の子に包丁を突きつけられたこともある。 手を握って「貴方のことをずっと、想い続けてるわ」 って言われた次の日に別れたこともあ…

この言葉がほんとになったらいいのにね

「おーー!花火マジで綺麗だな」 「ちょっと先にみんなで写真撮ろうよ!」 はぁ、ただ光ってうるさいだけじゃん。何がいいんだか。 花火の良さは当分わかりそうにない 「ねぇねぇ、お姉さんさ今一人なの?」 「あーいや、友達と待ち合わせしてるので」 「い…

白紙

髪型を変えた、あの子は肩まで髪を伸ばしてないから コンタクトに変えた、あの子はメガネをかけてないから 香水を変えた、あの子はもっと甘い匂いがするから ねぇ、どこまで私を消せばあなたはこっちを向いてくれるの 私を見てよ

夢の中で

何度も何度も思い出すんだ。 貴方が当たり前のように隣にいてくれた日々のことを。 貴方に言われて怒ったこと。 悲しかったこと。 嬉しかったこと。 辛かったこと。 何度も思い出してまた辛くなるんだ。

今日は

今日は床に足の踏み場があった。 今日は飲みかけの空き缶が机の上に置かれてなかった。 今日は食べかけのお菓子の袋がなかった。 今日は冷蔵庫にちゃんと食材が入っていた。 今日はいつもと同じ時間に来たのに起こす必要がなかった。 今日はシングルだったベ…

彼氏が出来ました

【⠀彼氏が出来ました。】 文字を追う事は出来たけれど 意味を理解するのに時間がかかった。 何ができて何ができなかったんでしたっけ? あの人部屋の前に着いてから 道中の記憶がない事に気付いた。 歩いてきたのか走ってきたのか 関係無しに胸が締め付けら…

それだけの話

朝7:10分 滑り台があるだけの、特に目立つ物は何にもない公園での待ち合わせ。 7:13分 いつもの様に眠そうに目を擦りながら歩く君が来ると、私はスっと目を逸らして知らないふり。 7:15 そしていつものメンバーと下らない話をして 登校する。 たったそれだけ…

来世では私とも付き合ってね

みんなが笑顔で写真を撮り。 今までの思い出を語り合い。 次の人生のスタートに心踊らせている時。 私は1人泣いていた別に受験に失敗したわけじゃない。別に友達と別れるのが辛いわけでもない。別に特別なことがある訳でもない。 今日が過ぎれば貴方に会えな…

この感情に名前を付けるなら

この感情に名前を付けるのは難しい。 そもそも人間は物事に名前を付けて理解した気になっている。 みんな求められたいよね。求めているよね。 自分一人で完結したいなんて思う人はとっても少ない気がするの。 一人が楽しいなんて、皮肉って感情を表裏逆で読…

椅子取りゲーム

人並な表現であえて語るとするなら、世の中は椅子取りゲームに似ている。 誰もが自分の椅子を求めていて、他人がそこにいようと押しのけ座ろうとする、居座ろうとする。 全員分の椅子が用意されていない、という所がなかでもとりわけ似ている点だろう。 そし…