病名 恋煩い

いらなくなって捨てた傘

なにも知らないままでいたかったね

 

キミは私に色んなことを教えてくれた。
学校のことや、部活のこと。
オススメの曲や、面白いアニメ。
恋をする楽しさだって、相手の返事に一喜一憂するドキドキ感も
キミと会うことがなかったら全部しりえなかったことだ。

・・・でもね、キミが笑顔で彼女ができたと教えてくれた時から。
胸がどうしようもなく痛いんだ、教えてよ。

なんでこんなに涙が出るの?なんで君の隣にいるのは私じゃないの?

なんで?

こんなことになるぐらいなら私はなにも知らないままでいたかった。