病名 恋煩い

いらなくなって捨てた傘

白紙の手紙

ゲームで貴方と知り合いました。

LINEを交換して。

メッセージを何日か送りあって。

色んなことを話しました。

 

会う気なんて全くなくて

暇を潰せたらなんて思ってました。

 

好きなものだとか嫌いなものだとか

たわいもない会話を続けていました。

 

いつ一緒にゲームが出来るだとか。

いつ話せるだとか。

 

用事が終わったあと携帯の通知に貴方からのメッセージがあるか確認して。

 

いつも貴方から連絡が来る深夜まで

起きていたりして。

 

いつの間にか暇が無くなって、貴方が中心の生活になってました。

 

毎日電話をくれました。

毎日電話をかけました。

 

おはようから始まる一日はいつもより頑張れるきがしました。

 

それなのに

ホントの表情も仕草も人生も。

好きな人にだけ見せる顔も

なに1つとして、知らない。

 

だから君がいなくなった後がこんなに退屈でつまらないものだとは知りもしませんでした