病名 恋煩い

いらなくなって捨てた傘

青春の終わりのお話

「ねぇねぇ、そういえばね。私彼氏出来たの」

 

僕の青春は静かに終わった。

明日の授業がダルいな〜って話していたのに

唐突に終わりを告げられた。

 

「え〜ウケる、誰々?ググるわ」

「もぉ、違うよ現実現実4組の、、、」

 

頑張りなよ。

応援してるよ。

とか在り来りな声を掛ける前に。

 

 気づけばよく分からない間に有象無象の男がヌルッと入ってきた。

 

「でねでね、この前さ〜」

「        」

「         」

 

そこからは

次の課題の締切いつだっけとか

明日の予定何時からだっけ

とか考えていた。

貴方からそんな話1ミリたりとも聞きたくない。

そんな風に笑う貴方を見たくない。

 

「え〜付き合うなら君みたいな人がいいな。好きだよ」

 

って言ってた癖に嘘じゃん。

守れないなら好きとか言わないでよ

 

今頃2人で何してるのかなって

あ〜無理無理想像したくない。

 

 

友達に戻るには僕は貴方の事を愛しすぎた。

バイバイ。

また1人になっちゃった。