病名 恋煩い

いらなくなって捨てた傘

花火のように

見に行った花火のことはだいたい色から忘れていく

見られなかった花火の事は覚えているずっと

 

付き合った人は何故好きだったか何故付き合ったか忘れていく、別れる時にあれだけ縋り付いたことさえ。

 

 逆に付き合えなかった人は何故好きになったかは忘れない呪いのように。

 

あえて行かないことで永遠に忘れたくない場所ってあるじゃないですか。

 

触れなかった触れらないものの方がもしかしたら大切なものかもしれませんね。

 

それでも近づくのは辞めないだろうけど。